レズ顔騎糞2

本作は、重量感のある尻による顔騎を軸に、息を奪う圧迫と直脱糞の臭気が交錯する緊張感に支配されたレズスカトロ作品だ。呼吸困難と羞恥を同時に抱え、覆い尽くす尻肉と降り注ぐ排泄物が、視覚と嗅覚の両面に過激な刺激を与える。舞台設定に余計な演出はなく、ただ椅子代わりに顔を使う、淡々とした構図によってかえって苛烈さが際立つ。レビューでも「表情を奪われる女の苦悶」が強調されており、淡々と進む責めの中に屈辱的な静けさが流れるのが特徴である。

キャストは、口コミでも「美人」「かわいい」と評される攻め役が、豊満な下半身で相手を押さえ込み、静かな表情で苛酷な責めを継続する。前半は大人しげなお姉さん風、後半はやや熟女感のある女性と、異なる世代感・雰囲気を持つ二組が登場する。衣装や職業コスチュームなどはなく、自然体で挑む点がむしろ素人感を強調し、視聴者に「淡々としたリアルさ」を届ける。口コミで「太りすぎ」との否定的意見も見受けられるが、それも体型フェチには逆に刺さる要素といえる。

実際のプレイでは、顔面に重みがのしかかり、拘束されたM女が苦悶と羞恥に震えながら直脱糞を浴び続ける。レビューでも触れられる「泣き叫ぶアナル責め」「顔面への直脱糞」といった光景は、心理的な支配・屈服の色合いを濃くする。腰の痙攣や力の抜けた表情、失神寸前の荒い呼吸は、映像の持つ圧迫感を倍増させる仕掛けだ。セリフを排し、表情と言葉にならない呻き声に集中させることで、支配する側とされる側の落差を観る者に強く焼き付ける。

V&Rプランニングの「レズ顔騎糞」シリーズは、スカトロを軸にレズプレイを成立させる稀有な試みで、徹底したマニア志向が際立つ。レズ的な愛撫要素よりもS/M色と過激志向が前面に出ており、「ニッチだがマニア必見」と評される所以だ。圧迫・臭気・排泄といった異なるフェチ要素を組み合わせ、演出を加えず生々しさだけで勝負するのは同レーベルらしい特徴である。強烈さを求める層には淡々と進む展開こそが魅力であり、本作もまたストレートなエログロ追求として位置付けられる。