排泄診療所
【排泄・うんこ/糞・医療】妊婦を被写体に、医師と研修医が記録と称して排泄を観察するスカトロ系医療AV。羞恥と支配の緊張が交錯する、背徳的リアリズムが光るAV動画。
とある産婦人科に通院している妊婦君嶋紘子。 医師は彼女に対し医療向上の為にビデオを撮影することを許可させ、助手に彼女の恥部をつぶさに撮影させる。 彼女も疑問に思いながらも逆らえずに、妊婦の全てをカメラに晒され、挙句の果てには、診察台の上で強制的にオシッコ・ウンコをさせられ、それまでも撮影されてしまう。
実はこの診療所は、裏では排泄診療所と呼ばれる変態医師の診療所だったのである。
診察台という無機質な空間に漂うのは、医療の名を借りた異様な緊張感だ。白い壁、無影灯の下で、妊婦がひとり診察に臨む姿をカメラが静かに追う。だがその「観察」は記録の域を超え、羞恥と服従が混じり合う領域へと踏み込んでいく。問診から始まる一連の流れは淡々としながらも、冷たい医療器具と沈黙する視線が彼女を追い詰める。観る者は次第に、医学ではなくスカトロという背徳的な欲求を自覚させられる構成だ。
登場するのは経験浅い研修医と、妊婦の彼女を導く医師という二層の支配構造。医師の穏やかさと裏腹に、研修医は好奇に満ちた目線を隠さず、視聴者の心理を代弁する存在として描かれる。口コミでも「妊婦による排便」が見どころとされ、彼女の怯えや体の力みがすべて生々しく伝わる。純白の検診着、青ざめた頬、汗を帯びた吐息――医療の合理性に包まれながらも、妊婦フェチ的な匂い立ちが濃厚に漂う。
実際の行為描写では、排泄の瞬間が核心となる。肛門に指を入れ観察するシーンや、膣内部をカメラで追う構成は、単なる性的描写ではなく羞恥の極点を記録する儀式のようだ。レビューで言及される「顔が映らない」演出は逆に想像を刺激し、いきむ身体の動き、震える腹筋、漏れ出る吐息が焦点となる。抑制と露出が交錯するその瞬間、医療AVの冷たい装置性が妖しい官能へと変わる。
レーベル「エーエスジェイ」が得意とするのは、医療とフェティシズムの融合による異常現場の再構築だ。臨床のドキュメント風演出を保ちながら、排泄という禁忌の生理現象に迫る手腕はこのジャンルでも突出している。照明や音の処理は無機質で、排泄音や息づかいのリアルさを際立たせる。スカトロ作品の中でも、倫理を揺さぶる観察的カメラワークが特徴的で、観る者に「撮られる」ことの支配と快楽の境界を問いかける一点だ。