濡木痴夢男の緊美研ビデオ 第163回
【緊縛 猿轡・モデル・久しぶり】長襦袢姿の早乙女宏美や素人女性が縄に包まれ、羞恥と陶酔の狭間で揺れる緊縛美を描く。不二企画ならではの縄フェチ映像美が際立つAV動画。 出演:早乙女宏美
久しぶりに濡木痴夢男と顔を合わせる会員たちの喜びの声。 会場は和やかな中にも静かな興奮で包まれ、おなじみのモデル早乙女宏美を囲んで楽しく語らいながらも、今か今かと開始を待ち望む熱気が溢れんばかりです。 変わらぬ力強さで巧みな縄さばきを披露する濡木痴夢男の緊縛をたっぷりとご覧になれます。
長襦袢姿で柱に縛り付けられる早乙女宏美。 乳首をつままれて恥じらう顔は、過去の映像よりも円熟味を増し、可憐な中にも妖艶な被虐味を漂わせます。 ビデオカメラを回す春原悠理に「三分間だけ縛らせて」と、ジーンズのまま後ろ手に縄を掛ける濡木痴夢男。
数分だけの映像は、ウエストを強調した立ち縛りです。 長い間、濡木痴夢男に縛られることを夢見ていた沢戸冬木。 待ち焦がれた瞬間に体中が震えます。 白布の猿轡から洩れる歓喜の呻き、足指での乳首揉みに猿轡の下の美貌が燃え上がるようです。
穏やかな会員制の撮影会が舞台となる本作は、懐かしさと共に静かな緊張が走る〈再会〉の空気で始まる。和室の空気を満たすのは、濡木痴夢男の手縄が生む独特の湿度と呼吸音。会場には長年のファンが集い、目の前で展開される緊縛の美に息を呑む。衣擦れの音や吐息が交錯し、ひとつの儀式のように進行していく光景に、視聴者も自然と心拍を合わせてしまう。視覚的な刺激よりも、張り詰めた空気と縄が肌に食い込む感触の想像が官能を深める構成だ。
登場する女性たちは三者三様の存在感を放つ。代表格の早乙女宏美は長襦袢姿で、妖艶さと品の境界に揺れる。春原悠理はカメラを構える側から一転、「三分だけ縛らせて」と自ら縛られるシーンで、プロ同士の信頼と緊張を見せる。沢戸冬木は全身から〈初体験の震え〉を放つ素人感が際立ち、レビューでも「緊縛される新鮮な反応」が高く評価された。和服フェチ、素人フェチ、そして被虐の中に滲む年齢感など、多層的なフェチ性が同時に立ち上がる作品だ。
縄の食い込みによって乳房の形が変わり、乳首を弾ませるたびに表情が微妙に揺れる。長襦袢越しの肌理や、猿轡の奥でほとばしる吐息音など、小さな音や動作の一つひとつが視覚を凌ぐほどに官能的である。特に沢戸冬木のシーンでは、両乳首を縛り上げられる瞬間、羞恥と快感の境界が崩れ落ちる。「感じているのか痛がっているのか分からない」というレビューの指摘が示すように、この作品の核心は肉体よりも心理の緊迫にある。濡木痴夢男の縄フェチ作品としても随一の完成度といえる。
本作が属する「濡木痴夢男の緊美研ビデオ」シリーズは、不二企画の中でも特に様式美を追求するラインである。視覚露出よりも“縛りの構造と動作美”に焦点を当て、観る者に「縄が呼吸する」感覚を覚えさせるのが特徴だ。レビューでも賛否が分かれるが、それは本作が明確に性的興奮より緊縛美の探求に重きを置いている証拠。露出を抑え、衣の上から縛る手法や、素人女性の反応を生かす編集は、完成された様式の中でむしろ真実のエロスを引き出している。