屋根裏の緊縛 駿河問い縄地獄
着物を着白足袋をはいた女(早乙女宏美)が一人、薄暗い屋根裏部屋に捕らわれています。現れた男(濡木痴夢男)がいきなり後ろ手に縛りあげていきます。白布のさるぐつわを三重に掛けて口を封じます。男は女の両足首を縛り、膝下を縛り、太腿を縛って、女の体を芋虫のように縛り上げ、天井の梁へ吊り上げるのです。やがて完全な逆さ吊りにすると、男は木の枝で女の体をいたぶるのです。女は帯を解かれ、着物をはぎ取られると、柱の高い位置へ後ろ抱きの形で縛りつけられます。これは凄惨苛烈な柱縛りのポーズです。半裸にされた女は、逆海老縛りから強烈悲惨な駿河問いの宙吊り責めポーズに呻きます。これはネコがネズミをもてあそぶようにして、密かに、不気味な静寂の中で、まがまがしく展開する悪夢にも似た30分間の緊縛と吊り責めのドラマです。