二十歳の告白
幼馴染みで親友の幸子の父・真二と、年の差結婚した美紀。幸子と美紀は年も大学も一緒で、美紀は幸子を何かと気にかけるが、幸子は素直に受け入れる事が出来る筈もなく、二人の関係はぎこちなかった。美紀の誕生日の夜、家族で食事をしようと約束をしたものの、帰りづらい幸子は飲み会で荒れた。恋人の直也が酔い潰れた幸子を家まで送ると、幸子の父親が出て来た。安心した幸子は直也と美紀をよそに、真二にしがみつく。直也はそこに禁断の愛を垣間見、後日、美紀から幸子と真二が実の親子でない事を聞かされ何かを確信する。翌日、美紀は幼い頃の二人の交換日記を見つけ、二人はしばし母娘から親友に戻り、無邪気に笑い合う。久しぶりに心の底から笑えた美紀は、その晩、真二に抱かれる。何もかもが上手く行っているかに思われた矢先、真二の海外転勤が決まり、幸子を残し、二人で暮らそうと言い出し、既に幸子も了解済みだという。その晩美紀は、真二が幸子を抱き締めている場面を見てしまう。だがそれは父娘の関係ではなく、男と女の抱擁だった!家族は一体どこへ行き着くのか…。