NewHalf JK MAMI
何か物足りない日々…新宿へ出てみる。乾いた街に、冷たい空気が風となって、木の葉を吹き飛ばす。夕暮れの雑踏を待ちわびている人々の中を、あてもなく彷徨う事の心地良さ。男が声を掛けてくる。女になった時間。会話も少なく、肉体を重ねる…騙されているのか?騙しているのか?分からないまま、見知らぬ男に身を委ね、薄っぺらな紙を受け取った。「これで、洋服でも買おうか…?」紙切れは何時間も、もたずに消えていった。埋められない空白…無限の空間…空しさに、今日も街を徘徊する。そんな、オンナ、まみ。