user:M20111028000530のレビュー

当たり前のことなのですが、画像を見てわかる通り、マミー作りに一本の縄で肩から足まで縛りつけるのではなく、複数の縄で分けて縛っています。そのセクションごとの縛りの過程が、近くからの視点と遠くからの視点の二つで交互に映されます。少しずつ縄量が増えていく様子をじっくり眺められるのはいいのですが、いかんせんどうしても時間的に長くなり、また女優さんの動きが少ないこともありやや退屈に感じるかも知れません。ただ、全身ぐるぐるまきにされた後椅子から持ち上げられ、荷物のように床に置かれるシーンも、同様に近い視点と遠い視点の交互で映されるのですが、これに関しては無様な姿を二つの視点で楽しめ、かつ時間的に退屈の隙なく一瞬ですので、良かったです。更に、もがくシーン、椅子の上と床の上二パターンとも、多分に動きを制限された状態でもぞもぞ蠢く様子は大変愛らしいです。ロープで作るマミーというコンセプトは素晴らしいので、次回作も期待したいところです。(個人的な願望では肩から足まで隙間もない程に縛って欲しいのですが…)

まずこの女優さんの顔のつくりが、真面目で大人びた女子学生にも、地味でロリっぽい成人女性にも見えるという絶妙さ。加えて作中に見せる表情も総じて、嘆きとも諦めとも抗いともとれる絶妙さ。 特にカメラが近づいてくるときやアソコをせめられているときに見せる、蔑むような含みをもちつつ うつむき気味に視線を逸らす表情はたまりません。 この二つの絶妙な要素が、MIRAGEさんの作品によくある鼻上被せの猿轡でなく、終始ガムテープで口を塞がれていることにより、比較的よく拝めるのが素晴らしいですね。また、最初のシーンは上半身だけ縛られたまま部屋の真ん中で立たされているところから始まるのですが、肩をこつかれて部屋の隅へ後ずさりするシーンや胸縄をつかまれ引かれ軽く歩かされるシーン等、足を縛られていないからこそ演出できる本当に誘拐された女性のような扱いには個人的に大変興奮しました。

一人目の女優さんの一つ目のシーンは、縛られた状態で屋内の狭い収納庫で転がされている場面から始まります。拘束+閉塞という、二重の不自由感がたまりません。更にここから脱出しようとする素振りを見せるものの、悔しくも誘拐犯に足で踏まれ奥へ奥へと押し戻される描写があり、この被虐感も見物です。二つ目のシーンでは収納庫から抜け出したのか、廊下でのシーンとなります。ただこれはシチュエーションとしてはいいのですが、それに適したといえない無駄な時間を費やす動作が多く、芋虫のように這ってでもより素早く出口へ向かおうとする様が見たかったです…。また、足をアンテナのように壁に向けて上げていく姿は、人によってはシュールに見えるかも知れません。それとやはり特筆すべきは仁和かのこさん。黒い髪、白い肌と豆絞り、紺色の浴衣、胸と膝と足首に巻かれた黄土色の縄との色彩のコントラストは大変美しく、それをもって部屋の隅っこで畳の擦る音を鳴らしながら小柄な体躯を震わせる姿は必見です。

麻袋をかぶせられ、縛られたまま歩かされているシーンから始まります。袋の内部では何やらがもぞもぞと、囁かなうめき声も携えて蠢いており、まずこの時点で大きな期待を抱かされました。座られ、袋を外された女優さんは、上半身をゆらゆら、足をパタパタという動作を交互に行いもがくのですが、これまた可愛らしいです。ただし、この作品全体にいえるのですが、もがき方が、縛られ動きが制限されている中での可動部をとりあえず動かしているだけといいますか、縄に向かって力を込め縄を解こうとしている様がいまいち見受けられないのが残念です。またラスト15分程は縛られたままアソコをせめられるシーンとなりますが、正直カメラワークは良くないです。どうもカメラマンさんが直接せめているようなので、体全身を大きな揺れなく画面におさめて撮影する等の物理的な難しさを割り切り、いっそ自分が撮影者になりきってその視点で鑑賞するのがいいかもしれません

まず初めに、おっぱいを揉まれながら縛られる過程が映されているのが素晴らしいですね。この女優さん、顔自体はギャル風といいますか気の強そうな印象を受けるのですが、実際はそのようなこと全くありません。縛られている過程でも、縛られアソコやお尻を触られたりスカートをまくられても、体を揺さぶるといった激しい抵抗をしません。ただ露骨に凄く嫌そうな顔をします。また、うめき声も大変弱々しく、そのような声色で猿轡ごしに助けを求めている様は、本当に被虐感が漂っています。ましてや最後のほうでは鼻水をすすり、涙まで流す始末…。このギャップを楽しめる方には大変おすすめできる作品です。

ミラージュさんの作品では猿轡は かぶせが多いのですが、これは 噛ませもあっていいですね。というのも、女優の中原雪子さんはフェイスラインが整っておられ、それが被せられることによって隠されてしまうのは惜しく、また噛ませによってそれが歪ませられるのは切れ長の目とも相まって美しいのです。また、前半の激しいもがきは大変見物です。縛られた状態でうつ伏せになって体をゆらゆらしたり、ベッドの足に縛り付けられた際にベッドごど移動させようがごとく右斜め前左斜め前へと引き進もうとする様は圧巻です。唯一残念なのが服装ですかね…オープニングは外から帰宅するシーンから始まるのですが、どうも銀行か市役所あたりから帰ってきた主婦にしか見えず、もう少し仕事帰り等のOLっぽさがあればよりよかったです…ただ、クロロホルムを布に浸す音は妙に心地いいです。

一人目の女優さんの服装が、リクルートスーツフェチな僕にとってとてもツボに入りました。ただ女優さんがもう少し若ければ就職活動中の女性っぽくなり、尚良かったのですが…(そういったコンセプトの作品が今後作られることを仄かに期待しています) 四人目の女優さんに関しては、ガッツリ胸、足首を縛られる描写もあり素晴らしかったです。また、口にはマスク、手首には手錠をされており、いい意味での物珍しさも感じました。ただ僕は気にならなかったのですが、手錠ですと後ろ手がガッツリ固定された形にならないので、そこに不満を感じる方がいらっしゃるかも知れません…。 最後に裸の状態でタオル(？)で縛る描写もあったのですが、これも裸ながらもタオルという日常的なものを使うことでSMと一線を画し、DIDっぽさが表されておりよかったと思います。